パイグチのblog FL STUDIO sound sketch

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カテゴリ: FL SudioでTRANCEをつくる

この記事はyoutubeのチャンネル、"howtomakeemusic"のこの動画

を見ながらトランスの作り方を考えていこうとするものである。
この動画を参考にして私が作ったのはこっち

上の方の(howtomakeemusicの方)の動画は、
英語のテキストが出てきますね。
その和訳が見たい方はこの記事
タイトルをみれば「その4」とある。もう4回目なんですね。

今回はいよいよ実際の曲につながる打ち込みを始めたいと思います。
「その2」の記事を見てほしいんですけど、
その記事ではhowtomakeemusicの動画で使われている曲の、
十六小節ごとに使われている音、展開のポイントがまとめてあります。
今回はそれをなぞりながら、曲を作っていきたいと思います。
あと私は十六小節ごとというのがまどろっこしいので、
8小節で区切っていきたいと思います。

テキストの1から16小節(私的には1から8)
ドラムはキックの四つうちと、クローズハイハット。
クローズハイハットにはセンドトラックをルーティングし、
リバーブをかけた。
今気づいたんだが、例題の曲ではオープンハイハットは2種類つかっていて、
そのうちのひとつは曲の最初からなってるね。
私はめんどくさいので後で追加される1種のみ使います。
ベースは3×oscのプリセットから"bass line"をえらび、
ピアノロールのc3音のところに適当に配置した。
sytrusのサブベースも同じようにした。
メロディアスでないピコピコなシーケンスは
3×oscのプリセットから"short square"を選び、
ピアノロールのD#5をほぼつかってならべて、
後半は一音あげてF5にした。
これにもセンドトラックのリバーブ
リズミカルな効果音はブラウザのpacksから
"drum">"sfx">"alma radio 3 sfx"という音でサンプラーを起動し、
リフマシーンで適当に音符を配置したのちちょっと調整。
これにもセンドトラック、リバーブ。
プレイリストの冒頭には”packs">"drums">"kicks"から
"fpc 1 kick"を直接貼り付け、これには独自にリバーブ。
8小節目の終わりにはリバースシンバルを置きたいので、
"packs">"legacy">"drums">"kits">"drum kit04"から
"fls crash 04c"を直接貼り付け、チャンネルセッティングのところで
"reverse"を点灯させた。あとこれは音を全部出すとうるさいので
お尻の方を削った。

全体がフェードインしながらも
冒頭に置いたリバーブがかったキックだけはそのままならしたい。
思案した結果、フェードインしたい音のミキサートラックを
ひとつのトラックにルーティングしてそのボリュームのオートメーションをつくった。
これはもっといい方法があるかもしれない。

キック、ベースはPEQ2で低い周波数を削ったところから始まり、
ここではキックだけ9小節に向けてフルパワーになるオートメーションを作った。

17から32小節(9から16)
スクラッチのようなノイズ音でリズムを刻んでる感じを出すために
packsを探してもいいモノがない。
そこでimage-lineが無料で配ってるループ集"loopmasters all free rex loops" から
"loopmasters airwave triloops">"AW 100 manglers 5 free"をサンプラーから開き、
ピアノロールで音をだし、チャンネルセッティングでエンベロープをいじり、
ミキサートラックにルーティング。PEQ2で低音と高音をたくさん削り、
そんなに耳を汚すような音を出さないようにした。
スイーピングノイズ。
これはいろいろ試行錯誤してみたが、
結局、3×oscにノイズを出させて、ラブフィルターでバンドパスフィルターを選び、
エンベロープを書いてだんだん高音を出すようにした。
ピコピコ、つぶつぶ、ばらまかれたようなシンセは、
ピアノロールにC5 とG5を使って十六分音符で細かいフレーズを作り、
3×oscのボリュームのエンベロープでディケイの減衰が急なカーブを描き、
LFOを矩形波でフィルター、レソナンスで変化させ、
チャンネルセッティングのディレイをピンポンでかけステレオ感を出した。

ベースはカットしていた低音を少しあたえた。
最後の2小節はキックをとった。

33から48小節(17から24)
冒頭にシンバル。プレイリストに直接貼る。
オープンハイハットとクラップを入れる。
メインのリードに使うノコギリ波を3×oscで適当に作って、メロディを考えたけど、
いいのが思いつかなかったのでとりあえず先に進んだ。
コードを鳴らす音を、3×oscで三角波で適当に作って、
ピアノロールでC7のコードを並べた。
コードが鳴ってるとメロディが思いつきやすい。
リードにミニマルでシンプルなメロディをあててみた。

ベースはここからフルパワー。かつメロディも少し変えた。
リードはこの8小節にかけて、だんだん音量が上がるようにオートメーションを書いた。

全体を通して聞いてみると調整したくなった。
コードが鳴っているシンセはここではやめてみた。(却下)
リード用に新しいシンセ(3×osc)と新しいメロディ。
つまりリード1とリード2、二段構えで行くことにした。
ベースラインも元に戻して、次のセクションから変えるようにした。

49から64小節(25から32)
光が差し込んだようなスイープパッドとある。
3×oscのプリセットから"string"を選び、29小節の途中からコードを置いた。
ミキサートラック、ラブフィルターでバンドパスを選びスイープを描き、
"fruity flanger"を挿した。
リードのメロディを少し変え、
ベースのメロディも変えた。

65~80小節(33から40)
ライドシンバルを投入。
リードのメロディを少し変化させた。

81~96小節(41から48)
リードのメロディを少し変えた。

ここでイントロは終わりです。
49小節からはブレイクにしていく予定です。
一応48小節の終わりに向かって盛り上がっていくようにした。つもり。
すべてのトラックにはPEQ2を挿し、低音を削ってる。(その3参照
ここまでをサウンドクラウドにあげたいので、音楽ファイルに書きだす準備。
マスタートラックのmaximusより下に”wave candy"プリセットから"classy mater"を選択。
"hold time"のツマミを最小よりちょっと上にしておく。
また周波数ごとの出力が見たいのでEQUOもmaximusより下に置く。
(アナライザーを持ってる人はそれを使うべき。
また私はvocodexをアナライザーがわりに使っているのだがこの話はまたいつか。)
曲の一番盛り上がっているところを再生。
低音が足りてないようなのでmaximusより上にPEQ2を置く。
デフォルトのまま2番を少し上げる。
先ほどの"classy mater"を見るとあまり0dBの壁を叩いてる感じがしない。
これはガツガツ0dBの壁を叩いていてほしい。
(メーターの先端が黄色になれば叩いてますね。)
のでPEQ2のメインレベルを上げて調整。
以上でできた曲がこちらです。


サウンドクラウドの音量の波を見てるともっと音量をかせげるのがわかる。
けど今回はこれでおしまい。

前々回にyoutubeの"howtomakeemusic"というチャンネルの
一番古い動画を紹介した。これ

またこの動画を見ながら作った私の曲も披露した、これ


で、前回の記事では
トランスは案外作りやすかったからもっとたくさん作れるように
howtomakeemusicの動画を自分なりに掘り下げようとした。
とりあえず「イントロ」で使われている音を羅列してみた。

んで、今回は実践編。
どうやってその音を作り、並べて、トランスのイントロを作るか。

とりあえず下準備から。
まず断っておきたいのは私はミックスが下手である。
私のミックステクニックはボリューム、フェーダーの操作と、
イコライザーで低音をカットし、強調したいところをブーストするくらいである。
コンプを使いこなしたいが、どう使ったらいいのかいまだにわからない。
この下準備はそんなミックス下手な私が考えた、
糞初心者でも簡単操作でそこそこなミックスをするための手順である。
なので私以上のミックステクニックをお持ちの方はこの「下準備」は
見ないでいいでしょう。

ミックスの上手な人は、
実際に音を出しながらエフェクター(イコライザー、コンプレッサ等)をいじって、
自分の理想の音を作っていくわけです。
それはまず
①音を単体で聞いて、加工して、
②さらには全体の中でその音を聞いて、加工して、
必要であればその音が加わったことによって聞こえ方が変わった
「別の音」も加工して調整して、
③さらにさらには全体側の方(マスタートラック)を加工する。
と、こういうことができる人が上手です。

私の考えた初心者向けミックステクニックは、
マスターのミキサートラックにFLのマキシマイザー「maximus」を
最初に挿しちゃおう、というもの。
slot6くらいかな、そしてプリセットは"mastering"から選ぶ。
選びきれない人はとりあえず、"clear master"にしとこう。
(リミッター付のテンプレートでFLを起動している人はリミッターをとろう)

これは上記の③の工程をmaximusのプリセットに依存しとるわけです。
③の形を決めておいてそれにあわせて②の工程としてのボリュームのコントロールと、
簡単なイコライザーの処理をするというミックステクニックです。

ボリュームをコントロールするためには何か鳴ってないと駄目である。
前回の記事でこの「イントロ」でどんな音がなってるか書きましたね。
その中から、
ドラム類
①キックドラム
⑭ハンドクラップ
②クローズハイハット
⑮オープンハイハット
⑰ライドシンバル
⑤リズミカルな効果音
シンセ類
③ベース
pattern1ではとりあえずボリュームをコントロールするために、
これらの音を出しましょう。

ドラムのためにまずFPCを起動、
プリセットから「707」を選べばいいでしょう。
使いたい音がある人はここでパッドの音の交換をしましょう。
特にない人はそのままで。(⑭のクラップはスネアということで)
そしてmidi loopを選ぶ項目から
"dance loops" > "house" > "fpc house 01"を選びましょう。
ライドシンバルが鳴ってないので適当にならしましょう。
ピアノロールを開けてスタンプツールから"fill each 1steps"を
選んでから"lite ride"に並べてもいい。
ここから少しめんどくさいんですが、このキックからライドシンバルまでを
ミキサーにそれぞれ割り当てよう。そのさい各トラックに名前をつけよう。
ボリュームだけならfpc上でコントロールできるけど、
エフェクターを使いたくなるかもしれないしね。
ここまでをいったん「名前を付けてのセーブ」をしていつでも呼び出せるようにするのも
いいかもしれない。

⑤のリズミカルな効果音ってのは
なんか金属を叩いたような音なんですよね。
必要ないと言えば必要ないんですけど、
「なんかいろいろなってた方が面白そうに聞こえるの法則」
で、こういう「にぎやかし」は楽曲のクオリティの低さをごまかしうるんですね。
ぜひ入れましょう。
browserのpacksから使えそうな音を右クリック、"open in new channel"で
チャンネルラックにサンプラーとして出現させましょう。
"drums">"sfx"あたりに使えそうなのが多そうです。
「金属を叩いたような音」にこだわらないでいれてみましょう。
サンプル音が長くてもっとパーカッシブにしたいという人は、
サンプラーのボリュームのエンベロープをいじりましょう。
(ディケイ以外は全部ゼロで、ディケイで長さを調節)
で、ピアノロールになにか書かないと音は鳴らない。
適当に音を配置してみましょう。
その「適当に」を機械任せにしたい人は、
ピアノロールのツール項目から「riff machine」もしくは「ramdomize」を使いましょう。
もちろんミキサートラックに入れます。

次はベース
とにかくなんかシンセを選んで。ベースのプリセットを選びましょう。
ピアノロールで音を出す。「リフマシン」や「ランダマイズ」を使ってもいいが、
ここは単調でもいい、と考えると、自分でひとつの音程を選んで、
てきとうに配置していってもいい。
スタンプツールから"fill each 4 steps"を選んで、
キックの裏にあわせてもいいでしょう。
真面目に音を選ぶのはここからじゃないでしょうか。
プリセットにしろ自分で作りこむにしろ。
ミキサートラックに入れます。

あ、あとサブベースの問題がある。
なんでもサブベースとして周波数の低いサイン波を入れると、
メインのベースの低音がしっかりするらしいですよ。
sytrusのプリセットにあったから入れてみては。
もちろんメインのベースのピアノロールをコピペで。
(私にはいまいち効果はわからなかったけど。)
これもミキサートラックに入れましょうか。

これで配置したすべての音はとりあえずなったか。
ようやくボリュームコントロールに移れる。
ボリュームを決めていくにあたって、各音に配役を割り当てることが大事である。
配役というより音のデカい順ですね。
曲の主人公(一番目立つ奴)はここにはいません。
リードシンセがあとで主人公として登場するはずです。
じゃあ次に音がデカい奴は誰か。
キック君だと私は思います。
なのでとりあえずキックの音だけを出します。(ミキサーのソロ機能で)
さっそくキックのボリュームを上げたり下げたりしたいんだけど、
どうしたらいいんでしょう。基準がありません。
いえ、むしろキック君がこの舞台で二番目に音がデカい奴として基準になるのです。
なので大きすぎなければなんでもいいんですが、
とりあえずマスターチャンネルのボリュームのメーターを見て-3dBにあわせましょう。
fruity parametric EQ2(以下PEQ2)を挿して50ヘルツ以下はカットしましょう。

キックの次に音がデカいのは誰か?
ベース君じゃないですか。ベースの音を出しましょう。
もうメーターは見ないで、聞いた印象で、
「キックより少し小さいな」ぐらいにボリュームをあわせましょう。
PEQ2を挿して、同じく50ヘルツ以下はカットしましょう。
サブベースの音を出して目立たないくらいの音にしましょう。

次、クラップもしくはスネア。
これは「ベースと同じくらい」「キックより少し小さいな」という感じに、
ボリュームを合わせましょう。
PEQ2を挿して今度は100ヘルツ以下をカット。

このキック、ベース、スネアがポップミュージックの土台だと思います。
クラブミュージックではこの土台が、とくにキックとベースの低音が、
どっしり心臓に響いてきますね。
この土台の上でリードとなるシンセが大声で歌い上げる。というイメージです。
そのほかの音は音域の問題で派手に聞こえるけれども
あくまでそれはキック、ベース、スネアのしっかりさの上にあるように配置することに
注意してください。

つぎはクローズハイハット、オープンハイハット。
「スネアより小さいな」と感じが出てればいいです。
PEQ2で300ヘルツ以下をカット。
これらの音にはリバーブをかけたほうがいいかもしれない。

つぎ、ライドシンバル。
これは細かく刻んでうるさいので、「ハイハットより小さな音」で。
PEQ2で300ヘルツ以下をカット。

つぎ、リズミカルな効果音
これは「スネアより小さいな」くらい
300ヘルツ以下をカット。

これでミックスのための下準備は終わりです。
これからいろんな音を足していきますが、
ベースやスネアとの折り合いに注意してください。
あーめんどくさい。
実践編と意気込んだがここでいったん終わりにしたい。
次回こそ実際の制作に突入します。









前回の記事では
アップリフティングトランスの構造を解説した動画を紹介した。
さらにその動画を参考にしながら私が作ったトランス曲も
披露した。

この曲を作ってる時に感じたのが
意外と作りやすいということ。
設計図があると曲って作りやすいんですね。
じゃあこの設計図でもっとトランスをつくってみよう!
ということで今回は、
前回同様"howtomakeemusic"のこの動画を

もう少し掘り下げて
もっとトランスを作るためのレシピづくりをしたいと思います。
この動画のテキスト部分を和訳したものは
私の前回の記事を見てください

前回の記事のテキスト和訳部分をざっとみると
アップリフティングトランスは四つの部分、展開で構成されているとわかります。
それぞれ「イントロ」「ブレイク」「リリース、クライマックス」「アウトロ」。
起承転結というよりは、起転承結といった感じです。
今回はめんどくさいので「イントロ」だけを取り上げます。

とはいってもアップリフティングトランスのイントロは長いです。
例の曲では1小節目から96小節までです
曲全体は224小節まであるので
曲の半分とは言わないけれどそれに近い部分がイントロです。
またイントロは単調なフレーズの繰り返しから始まって、
足し算足し算で、聞こえてくる音を増やしたり、
メロディを少し変化させていって
緊張感を高めていきます。
この単調から始まって、
少しずつ足し算していく感じも
トランスの作りやすさのポイントだと思います

1から16小節
鳴っている音(〇の中の数字で音に番号を振り分けてます)
①キックドラム
②ハイハット
③ベース
④メロディアスでないピコピコしたシンセ(シーケンス)
⑤リズミカルな効果音(なんか叩いているような音)(ディレイ)
⑥冒頭でリバーブの効いた深いキックドラムが効果音として一回なる。
⑦また十六小節の終わりの方でリバースシンバルがなる。

曲作りのポイントとしてみんな単調であること、
全体がフェードインしてくること
キックとベースの低音域はカットされてること

17から32小節
足された音
⑧スクラッチのようなノイズ音がリズムを刻んでる
⑨スイーピングノイズ
(この17から32小節にかけて音程が上がっているのか、
フィルターのカットオフが移動しているのか)
⑩31から32小節にかけてピコピコ、つぶつぶな、なんかばらまかれたようなシンセ。
⑪17小節の冒頭でシンバルが一回
また32小節の終わりにリバースシンバル

ポイント
キックはフルパワーに
ベースは少し低音を与えてフルパワーの手前に
32小節目はキックを取ってオフビートに

33から48小節
シンセが二種類投入される
⑫メインのノコギリ波っぽい音。(アルペジオとディレイ)
⑬4小節ごとの頭に柔らかい感じのシンセでコード、(ディレイ)
⑭クラップ
⑮オープンハイハット
シンバルで入りリバースシンバルで出ていくお決まりの形

ポイント
ベースはここからフルパワーになり、かつメロディも少し変化。

49から64小節
⑯光が差し込んだようなスイープパッド

65から80小節
⑰テキストによるとライドシンバルが細かく刻まれてるとあるんですけど
どうでしょうか

ポイント
ベースラインが変化してる

81~96小節
テキストではライドシンバルがフェードアウトしていくとあるけど
どうでしょうか
ライドシンバル聞こえにくいな
⑱新しい効果音(棒を素早く振ったような音)

ポイント
この新しい効果音は次の展開「ブレイク」でも持続していって
曲に統一感を与えるものだと思う。

はい、ここで「イントロ」は終わりです。

やばい、めんどくさい。
実際はこの材料をどう料理していくか。
考えて、解説するつもりだったけど、
めんどくさいので今回はここまで。

次回こそ「調理編」。










前回はyoutubeの"howtomakeemusic"というチャンネルを紹介しました。
せっかくだからこのチャンネルで紹介されているテクを盗みまくろう。と思い、
じゃあ一番古い投稿の動画はどれじゃいと、
動画一覧の並び順を「古い順」にして一番上に来たのがこの動画です。

めんどくさい人はとばしとばしで見てください。
タイトルは
"trance song structure and how does uplifting trance song progress"

structureは「構造」や「組みたて」の意
progressは「進行」の意
和訳すると
「トランスソングの構造。そしてアップリフティングトランスソングは
どのように進行していくか」
動画の内容はあるトランスの一曲を十六小節ごとに中断して次の展開を
テキストで解説していくというもの。
地味な動画である。
あとテキストが理解できないとどうしようもない。
英語は苦手だ

しかし私はテキストを自分なりに和訳し、
さらにはこの動画を参考にトランスを一曲作ってみました。
ここでひとつ問題なのは、私にあまりトランスの理解がないこと。
さてこの曲はトランスとして成立しているのか。



トランスじゃないような気もする。
でもけっこう気に入ってます。

以下は動画のテキスト部分を自分なりに和訳したやつを書いてみます。

このチュートリアルビデオでは
典型的なアップリフティングトランスの進行について解説する

Primo LuxのThe Wallという曲を例として選んだ。
2004年の曲だがダンスミュージック、とりわけトランスの基本的なアイデアというものは
まだ同じである。

私はこの曲を十六小節ごとのセクションに分けた。
そのセクションごとで何が展開されているのか、そしてその意図を説明する。

1から16小節
この曲はミニマルサウンドの伴ったイントロからスタートする
キックドラムが鳴っているが、低い周波数の音はEQによってそぎ落とされている
ベースは単調なシークエンスを演奏していて、キック同様、ローエンドはカットされている。
ハイハットとリズミカルな効果音が、このイントロ部分を少し面白くしている。

全体がフェードインしていることに注目、
低いボリュームから始まってゆっくり上がっていく。
これは緊張感をつくるいい方法で次の展開への布石となってる。

17から32小節
キックドラムはローエンドを得てフルパワーで刻み始める。
ベースラインもまた低い周波数があたえられる
バックグラウンドではスイーピングノイズがこのセクションの終わりに向かって上がっていき、
緊張感と何かが起こりそうな予感を演出している。

最後の32小節目に注目すべし
オフビートがある、つまりキックドラムが一時的に外されている。
また、そこにはリバースドシンバルがある。
これらは、単調なビートにバリエーションをもたらしている。
このセクションをブレイクし、我々を次のセクションへ準備させる。

33から48小節
分散和音のメロディがフィルターのかかったディレイを伴って入ってくる。
ベースラインもフルパワーで演奏され、そのメロディはちょっと変化している。
ハンドクラップが始まった。
41小節からはオープンハイハットが追加された

49から64小節
このセクションは前のセクションとほとんど同じ。
53~54小節あたりからフェードインしてくる新しい音「スイープパッド」以外は。

65から80小節
ライドシンバルが細かく刻み始める
ベースラインはまた少し変化して、曲にハーモニーを作り出してる
スイーピングパッドはバックグラウンドでスイープし続ける

81から96小節
ここはブレイクダウン前の最後のセクションです
イントロの終わり
このセクションは65~80小節とほとんど一緒である
しかし、ライドシンバルがセクションの途中からフェードアウトしていってるのに
気付いてほしい。そして新しい音(リズミカルFX)が
バックグラウンドからフェードインしてきている。
これはブレイクダウンのための準備である。

97から112小節
ブレイクダウンはここから始まる!
ここはアップリフティングトランスでもっとも重要なところ
ここはテンションを「リリース、クライマックス」に向けて構築し始める場所。
あなたはここからアイデア、フック、何と呼ぶのであれそのようなものを披露し始める
(たいていエモーショナルなメロディが鳴る、この曲のように)

イントロで聞こえてた音はここでは消えて、
まったく新しい音、ウォームパッドが導入され、美しいメロディを奏でる
またリズミカルFXは前のセクションよりもだんだんクリアな音になってくる

もしこれがクラブでプレイされてたら、客は「溜め」の状態に入る。
そして曲のもっとも揚がる「リリース、クライマックス」に向けて
気持ちをつくる準備をする

113から129小節
これが「フック」
アップリフティングメロディがアルペジオ奏法でプレイされる。
そしてディレイがリードにエフェクトしている
ベースラインがまた変わっていることに気づいて、
これがリードメロディによいハーモニーを作り出してる
バックグラウンドでなっているソフトパッドもまた
この多幸感の演出を助けている

ダンスフロアの人々はこのポイントですでに解放しはじめてる
しかし最高潮のポイント「リリース、クライマックス」に向けての
準備、緊張感の構築は持続している。

129から144小節
ここです!
「リリース、クライマックス」!
ここが曲の最高潮の部分です
ここでブレイクダウンで構築された緊張感は解き放たれる
すべての音はフルパワーで演奏される
リードメロディ、ベースライン、ドラムス、ハイハット、、、
ダンスフロアでは客は熱狂し、多幸感に満ち満ちている
これがアップリフティングトランスの美である

145から160小節
多幸感は続く。パッドメロディ、ライドシンバルが投入され、
さらにアップリフティングにさらにエモーショナルにする。

161から176小節
アルペジオのリードメロディは消えるが、
パッドのメロディの助けを借りて、メロディは続いている
ライドシンバルもまた消える

多幸感が遠ざかり始める

177から192小節
いくつかの音が消えていく。
ソフトパッドも消える
ベースラインはまだメロディをプレイしている
しかしベストパートは終わってしまっている
我々はアウトロに踏み込もうとしている

193から208小節
ここからアウトロ。
更にいくつかの音が消えていく
ベースラインはイントロでなっていたのと同じ単調なシーケンスに戻っている
ハイハットも消えていく
しかしスイーピングパッドはスイープし続けている
それ以外はこのセクションはほとんどイントロと同一になっている

209から224小節
最後のセクション
アウトロは続く
キックドラムもゆっくりとフェードアウトしていく
ベースラインも
スイーピングパッドはスイープし続けるが
ここはもうほとんど終わり

曲はここで終わる
































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