youtubeのチャンネル、SLEEP FREAKSを参考に、
sytrusで音作りをしています。

ピコピコした効果音。


まとめます。
●音程にLFOをかける。その波形をランダムにする。
●さらにもう一つのランダムのLFOを加え単純さをなくす。
●それでも面白くないと感じたら、さらにLFOを加え、
 音程の幅を広げてみる。
●LFOの周期を変える。なんなら「遅い⇒速い」みたいに操る。

sytrusで再現します。
といいたいところですが、sytrusのLFOでランダムというのが見つからない。
さらにはLFOを二つ重ねて、、、なんてできない。
さらに、さらにはLFOを三つ重ねて、三つ目はピッチの幅を広げてなんてできない。
(ピッチの幅をコントロールするツマミはあるんですけどね。
三つ目だけにそれを適用するなんてできなくて、それいじったらみんなに適用されちゃう)

なので今回はsytrusでピッチをランダムに変えるにはどうしたらいいか。
私なりに試してみました。2パターンあります。

パターン①アルペジエータのランダムを使う
●プリセットを'default'にして、OP1、好きな波形にする
●sytrus設定画面の上のプラグと工具のアイコンのうち工具の方をクリック
●arpeggiateorを設定するところで「?」のマークを点灯させる
●chordを設定するところで設定したいコード、スケールを選ぶ
●rangeを設定するところで鍵盤の範囲を決定。
●TIMEで音程の変化のスピードが変えられる
 (右クリックからedit eventやcreate automation clipでオートメーションできます)
BlogPaint

パターン②sytrusのRNDを使ってみる
●sytrusのプリセットdefault。OP1、好きな波形を選ぶ
●OP1の設定画面。PITCH⇒RANDから
 グラフの線の右端の点を上にあげて右上がりの坂にする。
●PEのツマミを上げてランダムに選択される音の範囲を広げる
BlogPaint
これでノートされるたびにランダムに選択された音がなる。
同じ音程の細かいノートをピアノロールに打ち込めば、
ピコピコした効果音に十分で、だんだん細かい音にするにも、
だんだんに細かくピアノロールに書けばいいのだが、
先のアルペジエータのように、オートメーションによって、
スムーズに細かくなっていくには、やはりアルペジエータを使い、
TIMEのオートメーションを書くのがよいと思う。
ということは、同一音程が繰り返される、アルペジエータの設定が必要なわけで、
〇バツ(X)以外のマークなら何でもいいです。(上向き三角にしておきましょうか)
〇Rangeは1.Chordは「none」。
〇TIMEを右クリックからオートメーションを書く

私もRANDという項目を設定するのは初めてで、いろいろわかったことをかきます。
〇上のグラフ「y」がピッチの高さ。
 (もちろんこれはPITCHの設定画面だから、VOLだとボリュームの大きさ、
  MODだとモジュレーションのかかる量ということになる)
 (この場合PEのツマミの値がグラフの最大値になる)
〇「x」はノートされるたびにランダムに選択される場所
 (ノートするたび、ランダムにx軸上のポイントが選択される。
  そしてそのポイントと交差するy点の音の高さで鳴る。)
パターン1のアルペジエータを使う利点はコードやスケールを選択できるということ
パターン2のRANDを使う利点はランダムに選択される音の配分ができるということ

このアルペジエータとsytrusのピッチのRANDを使えば、
ただアルペジエータを使うより、もうちょっと音程をしぼりこんでランダムに
鳴らせることに気づいた私はちょっとした曲を作ってみました。

この曲のピコピコ音がそれです。